読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

なんでもかんでも

あっちもこっちもこっちもそっちもにっちもさっちも

卒業

 下書きにはいくつか記事が待機しているのですが、もしかしたらこれが初エントリになるかもしれない…。はじめまして。冬生まれのナツです。

ブログタイトルも仮ですが、なんでもかんでも、超内向人間のアウトプットの練習として、出力できる場にしたいと思っています。

 

 さて、今回は懐かしいものをみつけたので、思い出話をしたいと思います。

f:id:na2yj:20170311123954j:image

 年季が入ってきているノート。中高生の頃は、大学ノートがお友達でした。用途別に分けて使うので、定期テスト用のノートとか、微妙にページを残してしまうんですよね。勉強以外でも見切り発車で日記や記録を始めては、使い切らずに、残りがもったいないからって書いているページを破り捨てて残りを残しておく…ということを繰り返していました。薄〜くなったノートがたくさん溜まって母に「あんたの使い方もったいないわぁ」と呆れられたものでした。もったいない精神がもったいないで押収される始末(笑)

 上に出したノートは、中3の3学期(多分)に書いていたお話の短編集です。当時、携帯小説が流行りに流行っていて、読者としてサイトや掲示板で同世代や少し上の世代が書くものを見ていたのですが、それはもう刺激されやすいお年頃。自他ともに認める妄想とかファンタジー大好き芸人(中3のクラスで、ロマンチストそう1位/40人)だったし、文章書いて褒められることはわりかし多くて、調子よくこういうことしていました。

 その最後のお話が

f:id:na2yj:20170311131728j:image

卒業。

 

いや〜、前置きが長い(笑)

 

 3月10日、昨日は母校(中学)で卒業式が執り行われたそうです。バイト先(塾)の中学生の話を聞きながら、自分が中学生だったときを懐かしむ気持ちと、大学生のわたしが彼らの成長を噛みしめ、3年生がごっそり塾を卒業していく寂しさを感じていました。そこでタイミングよく、というか懐かしくなって読み返したコレ。

 15歳。小さな世界しか知らなかったけれど、だからこそ、その世界で生きることに必死だったし、まだ見ぬ大きな世界に憧れて、想像して、夢があったなぁ。

 気恥ずかしいけれど、大学卒業を控えたわたしは中学卒業を控えたわたしに感心したりしたので、不特定多数の見られる可能性のあるネットにあげて、ちいさな小説家のわたしを成就させてみることにしました。

f:id:na2yj:20170311234918j:image

今だったらしない変換とか、使わない言葉とか、ない感覚とか、でもやっぱり今と変わらないところあるな、とか。紙に残しておくっていいですね。お気に入りのボールペンとか、色ペンとか、流行った字体とか、泣きながら書いたのが伺えるしわっとよった紙の感じとか、そういうの全部一緒に残っているから。

 

 1,400字弱くらいあるので、もし興味があれば覗いていってやってください。

 

塾のみんなも、中学生のわたしも大学生のわたしも卒業おめでとう!

この春いろんなことを卒業するみなさんもご卒業おめでとうございます!

新生活がみーーんなをキラキラにしてくれますように…!

 

 

 

「卒業」

 

 2月も終わり。

昼の時間がちょっとだけ長くなった。

花粉で花も目もやられそうだ。

 

春が来る。

 

=(イコール)私たちはもうすぐ義務教育を卒業する。

 

進路が決まっている子、

まだ試験が残っている子、

様々いる。

 

でも みんなソワソワしてくるこの時期。

 

やっぱり中学卒業というのは、なんだか…

小学校の卒業とわけが違う気がして。

 

嬉しいような、たのしみなような…

 

でもやっぱり……寂しい。

 

うちの学校はほとんどが1つの小学校からの持ち上がり。

9年間てデカイなって改めて思う。

 

その中には中学入ってから一緒になった子もいれば

ずーっと昔から、人生のほとんど一緒にいる子までいる。

 

「お付きあい」の長さはそれぞれ違っても

こういうの下町の特権なのかな、

みんなで1つだって思わされるときがある。

1度や2度ではないよ。

けっこうある

 

普段どうしようもなく好きになれない人が居ても

この人がほんとに居なくなったらどうなるかなーって考えたらゾクッとする。

 

それくらいのものを私たちはこの町で築き上げてきた

…んだと思う。

 

 

 卒業の朝、

3年間毎日通った道が急に違うものになった気がして

つい、足を進めるのがゆっくりになった。

 

いつもは気付かないちょっとしたことにも敏感になって

何もかも覚えておきたいと必死になってアドレナリンがぐるぐる回っていた

 

 教室につくと、いつもは来るのが遅いはずの人たちもたくさんいて、

この教室で過ごす最後のひとときを惜しんでいる。

 

高校にいっても会えるのに

と思いながらも、自分もさっき必死だったじゃないかと気付き、苦笑する。

 

みんなやっぱり、寂しいんじゃん

 

もうみんな、いつの間にか他のクラスの子まで教室に入ってきてワイワイガヤガヤ

いつもは「出ろ」とか言う先生たちも今日ばかりは呆れながらもなんだか寂しそう

 

 ピアノの音と共にたくさんの拍手に迎えられて入場する。

隣の子に「顔、固いよ」って茶茶入れたら

「あんたは顔 青いよ」って仕返しされた。

最後になんか…悔しい。

 

 学年代表の挨拶があって、周りではもう泣きはじめちゃった子がいるけれど

まだ我慢。

 

 それでも歌を歌うころにはもう涙腺が言うこときかなくなってきて、

視界がにじんだ。

やっと歌いきったと思ったけれど

すでに顔は涙で濡れていて。

壊れた涙腺は涙を分泌し続けた。

 

 いつもは絶対感情を表に出さないような子が涙を流しているのを見て、

 

いつもは優しい言葉をかけてくれたことがなかった学年主任の先生が

涙をこらえて「お前ら最高だった。ありがとう」と言ってくれているのを見て、

 

最後に新しい一面を発見できたなと

涙たらたら流しながら満足してみたり。

 

 

 みんなウサギみたいに真っ赤な目をして校門を出ると隣の公園へ移動。

すぐに始まった撮影会。

思い思いに写真を撮りあっている。

 

キャハキャハ響くみんなの声、

目も鼻もまっかっかでとてもカッコイイとは言えないけど、

みんなの顔はとても輝いて見えた。

 

今まで形のなかった卒業が、

儀式を終えて輪郭を帯びてきたようだ。

 

嬉しい、寂しい、楽しみ、不安、今までモヤモヤしていたものが

 

"ふっきれた”

 

そんな気がした。

 

今までのことを大切な思い出に変えて

新しい世界へ一歩踏み出す準備ができたのだ。

 

 この町の空気、風、におい、

大切な仲間たちとの思い出ぜんぶ力に変えて、

 

 今、

 

 踏み出そう

 

 次の一歩を。

 

 

 もう寂しいことなんてない

 

 楽しい未来へ

 

 

 みんな、ホントに

 

 本当にありがとう

 

 

 

 

 -End-